アルコールの分解の過程でできる物質が髪が細くなる原因になる
飲酒が髪が細くなる原因になるかどうかと問われれば、答えは「YES」になります。
その理由は、アルコールの分解でできるアセトアルデヒドという物質が、AGAの原因になる物質を作り出す作用があるからです。
アセトアルデヒドが髪が細くなる原因物質を作り出す
アルコールは胃や小腸で吸収されたあと、肝臓でアセトアルデヒド→酢酸→水、炭酸ガスという過程で分解されます。
この分解の過程でできるアセトアルデヒドという物質は、二日酔いや悪酔いの原因になることで有名ですが、それだけでなく男性型脱毛症(AGA)の原因物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」を作り出す作用があります。
肝臓の処理能力には限界がありますので、処理しきれなかったアセトアルデヒドが血液を通して全身を回ります。
大量の飲酒をした場合は分解待ちのアセトアルデヒドが大量に血液中を流れるわけですから、その分DHTが作られやすくなり、髪の毛が細くなることに繋がります。
髪の毛の材料不足になる
アセトアルデヒドが分解される過程で「システイン」という必須アミノ酸が使われます。
この「システイン」というアミノ酸は、髪の毛の原材料の「ケラチン」を作る材料になります。
大量に飲酒をする方はシステイン不足、つまり髪の毛の材料不足になりやすいわけです。
また、テレビやパソコン、スマホ等で目を酷使した場合や網膜に負担がかかった場合には、
その修復にも「システイン」が使用されますので注意しましょう。
髪が細くならないように大量の飲酒は控える
「酒は百薬の長」と言われてるように、お酒は適量ですと血行を促進したり、ストレス解消になったりと、良い影響があります。
しかし飲み過ぎれば、身体に悪いだけでなく薄毛に関しても悪い影響を与えます。
知ってはいるものの、一旦お酒を飲んでしまえば、もっと飲みたくなりますよね。
髪の毛について真剣に悩んでいるのであれば、飲酒は適量にとどめておきましょう。