市販のシャンプーが良くない理由
市販のシャンプーが良くない理由は、頭皮に対して強すぎる洗浄成分にあります。
シャンプーによく使われている洗浄成分は、主に高級アルコール系と呼ばれる合成界面活性剤です。
この高級アルコール系の界面活性剤は、私達の肌には刺激が強すぎる成分なのです。
この高級アルコール系合成界面活性剤は材料が安く、洗い上がりもさっぱりで非常にバランスがいいため、たくさんのシャンプーに使われています。
刺激が強すぎるシャンプーを使っていると、髪が細くなるばかりか、フケや痒みなどの頭皮トラブルの原因になります。洗浄力や脱脂力が強いため、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうんです。
頭皮の皮脂バリアが剥がされる
皮脂には水分の蒸発を防いだり、細菌から皮膚を守るバリアの役割をするなどの、身体にとって大切な役割があります。
もちろん頭皮も皮脂で守られていて、紫外線や悪い細菌などの影響を少なくしています。
洗浄力の強すぎるシャンプーで頭皮を洗うと、皮脂のバリアを根こそぎ剥がすだけではなく、皮膚にとって必要な常在菌まで洗い流してしまいます。
皮脂のバリアは、皮膚に居る常在菌が皮脂をエサにし、弱酸性の脂肪酸を作ることによってできます。悪い細菌はアルカリ性を好みますので、頭皮が弱酸性になっていればそのような悪い細菌などから守ってくれます。
皮膚の常在菌の数が減ってしまうと、悪い細菌が繁殖しやすくなってしまい、頭皮に良くないだけではなく、匂いの元にもなってしまいます。
頭皮の脂は落としすぎると余計に増える
皮脂は頭皮にとって必要なものですから、落としすぎるとそれを補う為に過剰に分泌するようになりますので、適度に落とすことが必要です。
育毛シャンプーに代表されるアミノ酸系シャンプーなら、適度な洗浄力ですので頭皮環境が改善されるためおすすめです。
皮脂頭皮に必要なものですが、分泌されすぎてしまうと抜け毛の原因や頭皮トラブルの原因になってしまうこともあります。
よく頭皮の脂臭さが気になるからといって、必要以上に洗いすぎる方がいますが、逆効果になりますので気をつけましょう。シャンプーは一日一回で良いです。それ以上は洗いすぎです。
皮脂の落としすぎも良くないですが、頭皮を洗わないのももちろん頭皮にとって良くないです。
シャンプーの洗浄成分「界面活性剤」って何?
界面活性剤は洗剤等に含まれている、汚れを落とすために必要な成分です。
界面活性剤は、洗剤やシャンプー、化粧品など家庭内のいろいろな物に使われていて、卵などに含まれる天然の界面活性剤と、石油から作られる合成界面活性剤、天然成分から作られる合成界面活性剤があります。
市販のシャンプーのほとんどは頭皮への刺激が強い合成界面活性剤で作られています。
この洗浄成分が頭皮や髪の毛に良くないので、育毛シャンプーはこれを刺激の少なく髪や頭皮に良い成分を使っています。